こんにちは、R&Dチームの齋藤(@aznhe21)です。 オリンピックでは日本が金メダルラッシュですね!現地まで見に行けない分テレビ前での応援に力が入ります。
さて、本日、日本時間7/30(金)、Rust 1.54がリリースされました。 この記事ではRust 1.54での変更点を詳しく紹介します。
ピックアップ
個人的に注目する変更点を「ピックアップ」としてまとめました。 全ての変更点を網羅したリストは変更点リストをご覧ください。
一部の属性内で値としてマクロを使えるようになった
#[doc]
など組込みの属性の中で、値としてマクロを使えるようになりました。
例えばこのように、ドキュメントにクレートのバージョンを含めることが出来ます。
// `/// version: 0.1.0`と書くのと同等 #[doc = concat!("version: ", env!("CARGO_PKG_VERSION"))] pub const VERSION: &str = env!("CARGO_PKG_VERSION");
また、README.mdを取り込むことでドキュメントの整備が簡単になります。
// lib.rs // ここでREADME.mdの内容がクレートのドキュメントとして取り込まれる。 #![doc = include_str!("README.md")]
WebAssemblyでSIMDが使えるようになった
arch::wasm32
モジュール内の関数が安定化されてSIMDが使えるようになりました。
画像処理や機械学習などの高速化が期待出来ます。
eBPF向けにビルド出来るようになった
最近話題のeBPF向けに、ターゲットbpfel-unknown-none
及びbpfeb-unknown-none
を使ってビルド出来るようになりました。
bpfel-unknown-none
はリトルエンディアン、bpfeb-unknown-none
はビッグエンディアンのようです。
ただし、これはティア3としてのサポートであるため動作は保証されておらず、場合によっては誤った動作をすることがあります。
安定化されたAPIのドキュメント
安定化されたAPIのドキュメントを独自に訳して紹介します。リストだけ見たい方は安定化されたAPIをご覧ください。
BTreeMap::into_keys
impl<K, V> BTreeMap<K, V> { #[inline] #[stable(feature = "map_into_keys_values", since = "1.54.0")] pub fn into_keys(self) -> IntoKeys<K, V> { /* 実装は省略 */ } }
全てのキーを、ソートした状態で所有権を奪いつつループするイテレーターを生成する。
このメソッドを呼び出したあとはマップを使うことは出来なくなる。
イテレーターの要素型はK
。
サンプル
use std::collections::BTreeMap; let mut a = BTreeMap::new(); a.insert(2, "b"); a.insert(1, "a"); let keys: Vec<i32> = a.into_keys().collect(); assert_eq!(keys, [1, 2]);
BTreeMap::into_values
impl<K, V> BTreeMap<K, V> { #[inline] #[stable(feature = "map_into_keys_values", since = "1.54.0")] pub fn into_values(self) -> IntoValues<K, V> { /* 実装は省略 */ } }
全ての値を、キーでソートされた状態で所有権を奪いつつループするイテレーターを生成する。
このメソッドを呼び出したあとはマップを使うことは出来なくなる。
イテレーターの要素型はV
。
サンプル
use std::collections::BTreeMap; let mut a = BTreeMap::new(); a.insert(1, "hello"); a.insert(2, "goodbye"); let values: Vec<&str> = a.into_values().collect(); assert_eq!(values, ["hello", "goodbye"]);
HashMap::into_keys
impl<K, V, S> HashMap<K, V, S> where K: Eq + Hash, S: BuildHasher, { #[inline] #[stable(feature = "map_into_keys_values", since = "1.54.0")] pub fn into_keys(self) -> IntoKeys<K, V> { /* 実装は省略 */ } }
全てのキーを、任意の並び順で所有権を奪いつつループするイテレーターを生成する。
このメソッドを呼び出したあとはマップを使うことは出来なくなる。
イテレーターの要素型はK
。
サンプル
use std::collections::HashMap; let mut map = HashMap::new(); map.insert("a", 1); map.insert("b", 2); map.insert("c", 3); let vec: Vec<&str> = map.into_keys().collect();
HashMap::into_values
impl<K, V, S> HashMap<K, V, S> where K: Eq + Hash, S: BuildHasher, { #[inline] #[stable(feature = "map_into_keys_values", since = "1.54.0")] pub fn into_values(self) -> IntoValues<K, V> { /* 実装は省略 */ } }
全ての値を、任意の並び順で所有権を奪いつつループするイテレーターを生成する。
このメソッドを呼び出したあとはマップを使うことは出来なくなる。
イテレーターの要素型はV
。
サンプル
use std::collections::HashMap; let mut map = HashMap::new(); map.insert("a", 1); map.insert("b", 2); map.insert("c", 3); let vec: Vec<i32> = map.into_values().collect();
arch::wasm32
wasm32
プラットフォーム特有の、プラットフォーム依存の組込み関数群。
VecDeque::binary_search
impl<T> VecDeque<T> { #[stable(feature = "vecdeque_binary_search", since = "1.54.0")] #[inline] pub fn binary_search(&self, x: &T) -> Result<usize, usize> where T: Ord, { /* 実装は省略 */ } }
ソートされたVecDeque
を指定された値で二分探索する。
値が見つかれば、一致した要素のインデックスを含むResult::Ok
が返る。
複数の一致がある場合にどの要素が返るかは分からない。
値が見つからなければ、ソート状態を維持したまま要素を挿入出来るインデックスを含むResult::Err
が返る。
サンプル
4つの要素を検索する。
この時、1番目の値は特定の位置で見つかる。
2番目と3番目の値は見つからない。
4番目の要素は[1, 4]
のいずれかの位置で見つかる。
use std::collections::VecDeque; let deque: VecDeque<_> = vec![0, 1, 1, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55].into(); assert_eq!(deque.binary_search(&13), Ok(9)); assert_eq!(deque.binary_search(&4), Err(7)); assert_eq!(deque.binary_search(&100), Err(13)); let r = deque.binary_search(&1); assert!(matches!(r, Ok(1..=4)));
ソート済みのVecDeque
に、ソート状態を維持したままアイテムを挿入する場合。
use std::collections::VecDeque; let mut deque: VecDeque<_> = vec![0, 1, 1, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55].into(); let num = 42; let idx = deque.binary_search(&num).unwrap_or_else(|x| x); deque.insert(idx, num); assert_eq!(deque, &[0, 1, 1, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 42, 55]);
VecDeque::binary_search_by
impl<T> VecDeque<T> { #[stable(feature = "vecdeque_binary_search", since = "1.54.0")] pub fn binary_search_by<'a, F>(&'a self, mut f: F) -> Result<usize, usize> where F: FnMut(&'a T) -> Ordering, { /* 実装は省略 */ } }
ソートされたVecDeque
を比較関数を用いて二分探索する。
比較関数は、対象のVecDeque
におけるソート順と一致するように、
目的要素と引数からLess
かEqual
、またはGreater
を示す順序コードを返すように実装するべきである。
値が見つかれば、一致した要素のインデックスを含むResult::Ok
が返る。
複数の一致がある場合にどの要素が返るかは分からない。
値が見つからなければ、ソート状態を維持したまま要素を挿入出来るインデックスを含むResult::Err
が返る。
binary_search
やbinary_search_by_key
、
またpartition_point
も参照されたい。
サンプル
4つの要素を検索する。
この時、1番目の値は特定の位置で見つかる。
2番目と3番目の値は見つからない。
4番目の要素は[1, 4]
のいずれかの位置で見つかる。
use std::collections::VecDeque; let deque: VecDeque<_> = vec![0, 1, 1, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55].into(); assert_eq!(deque.binary_search_by(|x| x.cmp(&13)), Ok(9)); assert_eq!(deque.binary_search_by(|x| x.cmp(&4)), Err(7)); assert_eq!(deque.binary_search_by(|x| x.cmp(&100)), Err(13)); let r = deque.binary_search_by(|x| x.cmp(&1)); assert!(matches!(r, Ok(1..=4)));
VecDeque::binary_search_by_key
impl<T> VecDeque<T> { #[stable(feature = "vecdeque_binary_search", since = "1.54.0")] #[inline] pub fn binary_search_by_key<'a, B, F>(&'a self, b: &B, mut f: F) -> Result<usize, usize> where F: FnMut(&'a T) -> B, B: Ord, { /* 実装は省略 */ } }
ソートされたVecDeque
を指定されたキー抽出関数で二分探索する。
VecDeque
がキーによってソートされていると仮定する。
例えば同じキー抽出関数を用いてmake_contiguous().sort_by_key()
を呼び出してソートする。
値が見つかれば、一致した要素のインデックスを含むResult::Ok
が返る。
複数の一致がある場合にどの要素が返るかは分からない。
値が見つからなければ、ソート状態を維持したまま要素を挿入出来るインデックスを含むResult::Err
が返る。
binary_search
やbinary_search_by
、
またpartition_point
も参照されたい。
サンプル
4つの要素を、2番めの要素でソートされたスライスから検索する。
この時、1番目の値は特定の位置で見つかる。
2番目と3番目の値は見つからない。
4番目の要素は[1, 4]
のいずれかの位置で見つかる。
use std::collections::VecDeque; let deque: VecDeque<_> = vec![(0, 0), (2, 1), (4, 1), (5, 1), (3, 1), (1, 2), (2, 3), (4, 5), (5, 8), (3, 13), (1, 21), (2, 34), (4, 55)].into(); assert_eq!(deque.binary_search_by_key(&13, |&(a, b)| b), Ok(9)); assert_eq!(deque.binary_search_by_key(&4, |&(a, b)| b), Err(7)); assert_eq!(deque.binary_search_by_key(&100, |&(a, b)| b), Err(13)); let r = deque.binary_search_by_key(&1, |&(a, b)| b); assert!(matches!(r, Ok(1..=4)));
VecDeque::partition_point
impl<T> VecDeque<T> { #[stable(feature = "vecdeque_binary_search", since = "1.54.0")] pub fn partition_point<P>(&self, mut pred: P) -> usize where P: FnMut(&T) -> bool, { /* 実装は省略 */ } }
与えられた述語関数において分割位置となるインデックスを返す(2つ目の区画での最初の要素のインデックス)。
デキューは与えられた述語関数で分割されていると仮定される。
つまり、述語関数がtrue
を返す全ての要素はスライスの先頭に、述語関数がfalse
を返す全ての要素はスライスの末尾に位置していると仮定される。
例えば[7, 15, 3, 5, 4, 12, 6]
は述語関数x % 2 != 0
で分割されている(全ての奇数は先頭に、全ての偶数は末尾にある)。
もしデキューが分割されていない場合、このメソッドは二分探索の一種を使用するため、戻り値は不定で無意味な値となる。
binary_search
やbinary_search_by
、
またbinary_search_by_key
も参照されたい。
サンプル
use std::collections::VecDeque; let deque: VecDeque<_> = vec![1, 2, 3, 3, 5, 6, 7].into(); let i = deque.partition_point(|&x| x < 5); assert_eq!(i, 4); assert!(deque.iter().take(i).all(|&x| x < 5)); assert!(deque.iter().skip(i).all(|&x| !(x < 5)));
変更点リスト
公式リリースノートをベースに意訳・編集・追記をした変更点リストです。
言語
-
組み込みの属性マクロ内で、値としてマクロを使えるようになった。
これだけでは些細な変更ではあるが、正しく組み合わせることで協力な機能を実現する。
特筆すべきは、以下のように記述することで外部ドキュメントをクレートに含めることが出来るようになったことである。
#![doc = include_str!("README.md")]
#[path = concat!(env!("OUT_DIR"), "/generated.rs")] mod generated;
- const関数で大きさのないスライス型(及び大きさのないスライスを含む型)をキャスト出来るようになった
-
impl Trait
で複数のジェネリックな(他より明示的に長生きしない)ライフタイムを使用出来るようになった。 コードで言うと、impl Trait<'a, 'b> where 'b: 'a
しか使えなかったのがimpl Trait<'a, 'b>
も使えるようになった
コンパイラ
- rustcがカスタムJSONターゲットを
/lib/rustlib/<target-triple>/target.json
(/
は"sysroot")からも探すようになった。 sysrootのディレクトリはrustc --print sysroot
で見付けられる - WebAssembly向けに
wasm
をtarget_family
に追加した - WebAssemblyをターゲットにしている時、安全な関数で
#[target_feature]
を使えるようになった - WindowsのMSVCプラットフォームで、列挙型のデバッガ出力を改善
bpfel-unknown-none
とbpfeb-unknown-none
がティア3※でサポートされるようになった
※Rustのティアで管理されるプラットフォームの詳細はPlatform Supportのページ(英語)を参照
ライブラリ
panic::panic_any
に#[track_caller]
が付いたio::ErrorKind
にOutOfMemory
バリアントを追加した-
proc_macro::Literal
がFromStr
を実装するようになった - core::arch内のベンダー組込み関数の実装が大幅にリファクタリングされた。 ユーザーに見える主な変更としてはlibcore.rlibのサイズが50%削減されたことと、 組み込み関数に定数を渡した時の検証がより厳密になったこと。 後者は技術的には破壊的変更ではあるが、これによりRustの挙動がよりCのベンダー組込み関数に近くなった
安定化されたAPI
※各APIのドキュメントを独自に訳した安定化されたAPIのドキュメントもご参照ください。
BTreeMap::into_keys
BTreeMap::into_values
HashMap::into_keys
HashMap::into_values
arch::wasm32
VecDeque::binary_search
VecDeque::binary_search_by
VecDeque::binary_search_by_key
VecDeque::partition_point
Cargo
cargo-tree
にオプション--prune <spec>
を追加し、依存グラフからパッケージを除去出来るようになったcargo-tree
にオプション--depth
を追加し、ツリーでの特定の深さのもののみ出力出来るようになったcargo-tree --edges
に値no-proc-macro
を追加し、手続きマクロの依存関係を隠せるようになった- 新しい環境変数
CARGO_TARGET_TMPDIR
が使えるようになった。 この変数を使うことで、結合テストとベンチマークにおけるファイルシステムを操作するテストでの「メモ帳」として使えるディレクトリを示せる
互換性メモ
- クロージャーで戻り値の型を推論する時、OptionとResultを
?
で混合することが許可されなくなった - 以前は不良動作(unsound)だった、ブランチ内の異なるコンストラクタが異なるライフタイムを要求するコードが許可されなくなった
- 前述の通り、
std::arch
組み込み関数が定数をより厳密にチェックするようになった。 これにより、これまでは通っていたコードが拒絶される場合がある - Cortex M0+プラットフォームで
codegen-units = 1
でコンパイルされた時、i128
の掛け算が無条件にオーバーフローを起こすようになった
関連リンク
さいごに
次のRust 1.55は2021/9/10(金)に予定されています。
配列の要素をイテレーターを経由せずにmap()
出来るようになったり、MaybeUninit
に対して安全に値を書き込めるようになったりするようです。
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Apache License Version 2.0, January 2004 http://www.apache.org/licenses/ TERMS AND CONDITIONS FOR USE, REPRODUCTION, AND DISTRIBUTION 1. Definitions. "License" shall mean the terms and conditions for use, reproduction, and distribution as defined by Sections 1 through 9 of this document. "Licensor" shall mean the copyright owner or entity authorized by the copyright owner that is granting the License. "Legal Entity" shall mean the union of the acting entity and all other entities that control, are controlled by, or are under common control with that entity. For the purposes of this definition, "control" means (i) the power, direct or indirect, to cause the direction or management of such entity, whether by contract or otherwise, or (ii) ownership of fifty percent (50%) or more of the outstanding shares, or (iii) beneficial ownership of such entity. "You" (or "Your") shall mean an individual or Legal Entity exercising permissions granted by this License. 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You may reproduce and distribute copies of the Work or Derivative Works thereof in any medium, with or without modifications, and in Source or Object form, provided that You meet the following conditions: (a) You must give any other recipients of the Work or Derivative Works a copy of this License; and (b) You must cause any modified files to carry prominent notices stating that You changed the files; and (c) You must retain, in the Source form of any Derivative Works that You distribute, all copyright, patent, trademark, and attribution notices from the Source form of the Work, excluding those notices that do not pertain to any part of the Derivative Works; and (d) If the Work includes a "NOTICE" text file as part of its distribution, then any Derivative Works that You distribute must include a readable copy of the attribution notices contained within such NOTICE file, excluding those notices that do not pertain to any part of the Derivative Works, in at least one of the following places: within a NOTICE text file distributed as part of the Derivative Works; within the Source form or documentation, if provided along with the Derivative Works; or, within a display generated by the Derivative Works, if and wherever such third-party notices normally appear. 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