1on1でコーチングをする

はじめに

はじめまして!AI・IoTサービス開発部 開発マネージャーの高村です。

OPTiMでは隔週に上長とメンバーが1on1をする制度があります。
今回の記事では、IoTサービス開発ユニットが行っている1on1について書こうと思います。

1on1って何?

簡単に言うと、上長とメンバーが1対1で行う対話です。
(OPTiMでは隔週で30分間対話するチームが多いです)

私はOPTiMに入社するまで、1on1をやったことがなく、これまで1対1で対話をする場合は半年に1回程度の人事評価面談が主でした。 その為でしょうか、1on1を始めた当初は目標考課のすり合わせや、メンバーから相談を受け、解決する場として利用していました。
しかしながら、何回か行った後、お互いの大切な時間を使っている割には「しっくりこなかった」ので1on1の模索を始めました。

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1on1をどういう時間にしたいか

上長もメンバーも日々のタスクがある中で、まとまった時間を取ってコミュニケーションをとることは中々難しいものです。
私もメンバーも時間は貴重です。隔週とはいえ貴重な30分を使うのですから、お互いにとって意味のある時間にしたいと思いました。

まず始めたことは目標考課の途中経過を確認する

メンバーが設定した行動目標に対して達成経過を確認しました。
目標に対して4段階(例えば、S・A・B・C)で今の達成度をつけるならどれを付けるかを自己評価してもらいました。
例えば「B」を付けた場合、どういうアクションを追加すれば自己評価として「A」を付けられるのかを考えてもらいました。
次のアクションを自ら考えてもらい、行動してもらうのが狙いでした。

振り返りを行い、現実と理想像のギャップに気づきを

OPTiMのメンバーは「伸びしろ」が多くあります。
意識の変化、経験したことを振り返ってもらい、自分のなかで起きた変化と成長に気づいてもらいます。
そのあと、理想的なエンジニア像はどのようなイメージかを考えてもらいます。
現在の自分と理想的なエンジニア像のギャップはありますので、そのギャップを埋める為には
どのようなアクションが必要かを考えてもらい、次のアクションを決めてもらいました。

特性からメンバーもっと知る

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上記4つのタイプ*1に分ける質問を行い、メンバーの特徴を把握することで、チームの特徴も同時に把握しつつ、メンバーとのコミュニケーションに役立てるようにしました。

例えば、アナライザータイプは「自己アピール」が上手ではない特徴があります。そのタイプのメンバーには自己アピールをどうやっていくかの話をしました。また、アナライザータイプへ質問する時は粒度を細かく質問した方が内容を引き出せる傾向が高いのですが、ついつい「最近どうですか?」のような大雑把な質問の仕方をしてしまい自己反省をすることもありました。

コーチングを行うことでチームのレベルをあげることに利用

1on1を有効活用していきたいと考えた結果、コーチングを行うことが自分の為にもメンバーの為にもなると思いました。
お互いの貴重な時間を使うのですから、お互いの成長の為に時間を使いたいと思ったからです。

まとめ:コーチングをやってみて気がついたこと

斜聴(アクションリスニング)が思ったよりも難しい

メンバーに考えてもらうのが大切なこととわかってはいても、ついつい私の意見を言ってしまう時があります。
相槌のように意見を言ってしまう癖が私にはあるようです。
言ってしまった後に「しまった」と気がつく悪循環に今はなっているので、私も成長しないといけないと実感しています。

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メンバーのことを今までよりも考えるようになった

どうやったら成長をサポートできるか、こういう特徴があるから言い方も気をつけないといけないなど、
メンバーの事を今までよりも考えるようになったことを実感しています。

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当たり前ですが、ひとりひとり対応は違う

変化が早いこの業界でイノベーションを起こしていく為には、これまでよりもチーム力が問われてきます。
今まで、多くは上司が道を作ってきましたが、これからの時代は多様性のあるチームで成長をしていく必要があります。
ひとりひとりメンバーの個性は違いますから、個性の違いを受け入れ、個々の能力を伸ばしていく。
それにはメンバー全員に同じ対応方法ではなく、メンバーに合わせた対応が必要と思っています。

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