こんにちはOptimal Biz Teleworkチームの伊藤です。
この記事はOPTiM TECH BLOG Advent Calendar 2020 12/11 の記事です。
スクラムガイドが更新されましたね!スクラムガイド2020として公開されています。
更新内容についてはScrum Inc. Japanの記事にとてもわかり易く掲載されていました。
今回は特にその中でも私が特に考えさせられた項目についての考えをチームでの経験を交えて記載します。
指示的な部分が少なくなった点について
スクラムガイド2020ではスクラムガイド2017と比べてスクラムイベントのやり方に関する言及に変化がありました。
よりイベント目的にフォーカスされ、どのようにイベントを行うかという細かい指示がなくなっています。
- デイリースクラムの3つの質問が記載されなくなった
- スプリントレビューでは説明とデモを行う旨の記載がなくなった
私の所属するチームのデイリースクラムでは今まで主にスクラムガイドに記載されていた「昨日やったこと」「今日やること」「その他」を話す形で進めていましたが、形式的になりがちでした。
今後は以前にTwitterで見かけた「最初のバックログがdoneにするためになにができるか」という質問を交えることで必要な直近のアクションにチームで取り組めるようにしたいと思います。
Jeff Sutherland on one of the best questions for a Daily Scrum: "Why isn't the first story done and what can we do to make it done NOW?"#Scrum25th
— Benjamin Brandmüller (@BBrandml) November 18, 2020
スプリントゴールの明示
スプリントプランニングのトピックに「このスプリントはなぜ価値があるのか?」という質問が追加されました。
今まで、私のチームのスプリントプランニングでは主に「このスプリントでどこまで開発できるか」ということにフォーカスして議論を進めていました。
このやり方でもスプリントの内容は決められていましたが、POと開発者の間の議論が「どのように開発するか」という内容になりがちで、プロダクトのマイルストーンに対するモチベーションに違いがあると感じていました。
スプリントゴールをスプリントプランニングの最初に議論することで、このスプリントのプロダクトマイルストーンへの影響や価値が明確になるため、よりチームが一つの目標に向かって開発を進めることができると感じています。
全体を通して
より、チームが明確な目標にフォーカスし、その明確な目標に向かって自然と協力しあえるように変化したと解釈しています。 あくまでスクラムガイドは大まかな方針を示すものであり、スクラムイベントの目的や価値がおさえられていればやり方はチームごとに考えて工夫していくべきと改めて感じました。
最後に
オプティムでは楽しみながらスクラムに挑戦するエンジニア、スクラムマスター、プロダクトオーナーを募集しています!