こんにちは、プラットフォーム技術戦略室の和田です。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため今回の技術書典は中止が発表されましたが、OPTiMは、技術書典8にシルバースポンサーとして参加し、OPTiM TECH BOOKの無償配布を予定していました。
弊社もMeetup開催などを当面延期しています。新型コロナウイルスに感染した患者様の早期回復と一刻も早い事態の鎮静化を祈りつつ、今回は制作していたTECH BOOKについて紹介したいと思います。
また、技術書典8の代替として「技術書典 応援祭」がオンライン開催されるようですので、そちらも注目していきましょう。
参加の経緯
OPTiMでは本TECH BLOGをはじめとした技術情報の発信に取り組んでおり、社外のエンジニアの皆さまに、「OPTiM」という会社とOPTiMが技術情報を発信していることを認知いただける機会を作っていっています。直近では、SRE NEXT2020にもスポンサー参加しました *1 。今回、活動の一環として技術書典でTECH BOOKを配布することにしました。
年末のこんな会話をきっかけに、年始に参加を決め、1/10にシルバースポンサーとして参加申し込みしました。1/22にスポンサー採用の連絡をいただき、そこからの1ヶ月で準備を進めてきました。
TECH BOOK表紙やスポンサー特典で配布するチラシなどを弊社デザインチームでデザインし、本TECH BLOG執筆メンバーでTECH BLOGアーカイブをTECH BOOKとして書籍化しました。TECH BOOKの編集には、Re:VIEW Starterを利用させていただきました。
TECH BLOGのアーカイブを選んで記事化するだけであれば、と軽く考えていた節もあったのですが、初めてみて分かる苦労もありつつも新鮮な経験でした。現在は無事に(?)入稿を済ませて、あとは完成を楽しみに待つだけです!
- TECH BLOGの原稿をRe:VIEW形式に置換するスクリプトを数十行書けばいけるはず!
- Markdown記法をだったりはてな記法だったりというところから始まって、思った以上に執筆者によってばらつきがありました。正規表現をこねくり回した変換スクリプトは気がつけば350行くらいに。完全な変換にこだわりすぎずに最後は手作業で調整しました。
- 画像
- グレースケールで印刷すると思った以上に見辛くなり、執筆者によっては普段ダークモードのアプリをライトモードに切り替えて、キャプチャを再撮影してくれました。
- リンクの扱い
- WebではOGPタグの効果もあって見栄えよくリンクを入れることができ、何よりクリックで遷移できますが(当たり前ですが)、紙の書籍では同じようにはいきません。今回は基本的にURLを注釈化して対応しました。
- 校正作業
- Re:Viewに変換したコンテンツを社内GitLabに入れて、MergeRequestで修正を入れていきました(確認してMergeするだけなので、編集観点ではとても楽でした)
以下、今回のTECH BOOK #1のまえがきと掲載記事一覧をご紹介します。
OPTiM TECH BOOK #1 まえがきより
OPTiMでは、社外のエンジニアの皆さまとの技術交流を盛り上げていくために、TECH BLOGやTECH NIGHTを中心に技術情報の発信に取り組んでいます。今回、活動の一環としてTECH BLOGのアーカイブの一部を書籍化しました。一部 加筆修正していますが、基本的には各記事の執筆時点の情報に基づくことをご了承ください。
本TECH BOOKを通して、OPTiMが取り扱う技術の幅と、エンジニアの雰囲気を感じ取っていただけますと幸いです。感想や質問は随時Twitter(@optim_tech)またはOPTiM TECH NIGHTにてお待ちしております!
OPTiM TECH BOOK #1 掲載記事一覧
- オプティムが19年間で利用してきた技術、振り返り
- TensorRT で物体検出・姿勢推定はどれくらい速くなる?
- 【ML Kitで】来場者が身に着けたQRコードを自動取得するAI Marker(α版)の話【Androidアプリ開発】
- Rust IDE に化ける VSCode
- Rustの非同期プログラミングをマスターする
- MQTT Version 3.1.1 をふりかえる
- OpenAPIによるスキーマファースト開発の実施サンプルとCloud Runについて
- Load Impact/k6 を使用した負荷試験の実施
- Raspberry PiとArduinoで社内イベントのための早押しボタンを電子工作してみた
- 【年末大掃除】.mdをCI/CDで整理する
おわりに
OPTiMでは、技術情報を社内外に積極的に発信するエンジニアを募集しています。