テックリード会をはじめて5ヶ月経ったので、ふりかえりをしてみた

こんにちは、プラットフォームテクノロジー戦略室の和田です。

OPTiMでは、事業部をまたがった技術情報の共有、相互に技術的な相談がしやすい関係性の形成を目的に「テックリード会」を開催しています。

今回は、先日開催したふりかえりの模様を交えて、OPTiMでのテックリード会について紹介します。

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テックリード会概要

OPTiMでは現在、テックリードという役割は明確には定義されていませんが、「チーム/プロダクトを代表して、技術構成や開発の進め方の全体像を語り、リーディングする人」という意図で、テックリード会と名付けました。

  • 隔週開催(1回1時間)、現在の参加者は15-20名
  • レビューの場にはしない、相互理解の場とする
  • 参加者にとって意義がある場にするため、表層的な進捗共有ではなく、各回 1テーマをやや掘り下げて話す場とする
  • 基本は発表 + QAおよびディスカッション形式、発表者は持ち回りで整った資料は不要
  • 発表テーマは「各チーム」での取り組み内容の紹介
    • アーキテクチャ/要素技術紹介
    • プロダクトのロードマップ紹介
    • 品質課題/障害への対応内容の共有(ポストモーテム的な内容の共有)
    • 開発チーム改善活動の紹介
    • 上記に伴う課題の共有や技術相談
    • など

はじめたきっかけ

OPTiMでは、社内での情報発信が盛んにおこなわれています。

  • 月次の全社会議(+ 懇親会)では、毎回 社長から直近の事業トピックスや社内施策が熱く発信されています。
  • 営業ログや社員日報が、全社員にメールで配信されています。(私がOPTiMに入社したときに一番驚いたことです…!)
  • つぶやき用のメーリングリストがあり、他社様サービス発表や各種技術ニュースが毎日何件も投稿されています。
  • OSSの情報共有ツール"Knowledge"( Knowledge - Free knowledge base system )を社内に立てており、社員・アルバイトスタッフが自由に投稿しています。オフィス周辺の飲食店事情から、社内横断活動や社内勉強会のログ、実装Tips、機械学習の論文の内容紹介などなど様々な内容が投稿されており、この1年間で約500件の記事が投稿されています。本テックブログの元ネタになった記事も。

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本テックブログでもOPTiMのプロダクトを支える技術を部分的にご紹介していますが、OPTiMの事業/プロダクトは多岐に渡っています。

このように盛んに情報発信がされている中でも、各プロダクトのコア技術/アーキテクチャ構成、サービス運用の工夫などを掘り下げて共有するのはなかなか難しいと感じていました。そこで、既存のワーキングループの1つを発展的に解消して、新たにテックリード会を立ち上げることにしました。

今までの開催テーマ

なお会の運営は、隔週定期開催とすることで手軽にできており、スケジュール予約と開催ログ全社発信のみで継続できています。次回開催テーマは、各回の中で参加者で相談して決めています。

ふりかえり

今年の2月からはじめたテックリード会の開催も9回を数え、運営改善や今後の取り組みを参加者全員で決めるために、ふりかえり会を開催しました。

ふりかえり会では、1テーブル4名程度でKPTをして、その内容を全員で共有したのち、今後のアクションやテーマを相談しました。

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ふりかえりでは以下のような意見が出ました。

  • Keep/Good

    • 隔週はちょうどいい
    • 普段話さない他プロダクトのこと/人を知るきっかけになった
    • 質問して内容を深掘りできるのが良い
    • 参加者の集まりがいい
    • 各プロダクトの生々しい話が聞けるのが良い(運用面も含めて)
  • Problem

    • 欠席時のキャッチアップが難しい
    • 参加者がクローズド
    • 開発マネージャとしての悩みも共有したい
    • 内容をもっと実装に踏み込みたい/テックテックしていない
    • 発表内容が参加者のニーズに合っているかが分からない
    • 自分のプロダクトに活かす動きに繋げられていない

今後のTryとして、開催ログと発表資料の集約方法の見直し、新メンバーの招待方法、今後の開催テーマなどを決めました。

おわりに

業務のミーティングでも「この前のテックリード会で話したあれ」という話をすることも出てきており、コミュニケーション活性化に少しずつ効果が出てきているように感じています。これからも社内共有会ならではの生々しい技術情報を議論して、エンジニア間のコミュニケーションの盛り上がりと、さらなるプロダクト強化のエンジンの一つにしていければと考えています。

OPTiMでは、ジャンルを問わずに技術話が大好きなエンジニアを募集しています。興味を持っていただいた方は、こちらをご覧ください。

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