ついにRustの深掘りがシリーズ化してしまいました。R&Dチームの齋藤です。 先週からTwitterを始めてみました(@aznhe21)。
さて、本日、日本時間4/12(金)にRust 1.34がリリースされました。 この記事ではRust 1.34での変更点を詳しく紹介します。 なお、この記事は公式リリースノートをベースに、意訳・追記をしています。
- ピックアップ
- 変更点リスト
- 言語
- コンパイラ
- ライブラリ
- 安定化されたAPI
- std & core
- Any::type_id
- Error::type_id
- atomic::Atomic{I8,I16,I32,I64}
- atomic::Atomic{U8,U16,U32,U64}
- convert::Infallible
- convert::TryFrom
- convert::TryInto
- iter::from_fn
- iter::successors
- num::NonZero{I8,I16,I32,I64,I128,Isize}
- slice::sort_by_cached_key
- str::escape_debug
- str::escape_default
- str::escape_unicode
- str::split_ascii_whitespace
- std
- std & core
- Cargo
- その他
- 互換性メモ
- 関連リンク
- さいごに
- ライセンス表記
ピックアップ
個人的に注目する変更点を「ピックアップ」としてまとめました。 全ての変更点を網羅したリストは変更点リストをご覧ください。
TryFrom
/TryInto
が安定化
多くの人が待ち望んでいた機能でしょう。 これによって「失敗するかもしれない変換」が標準のトレイトを用いて書けるようになります。 では、これはどういう場合に便利なのでしょうか?
これまではconvert::From
/convert::Into
で型変換が出来ました。
fn main() { let n: u32 = true.into(); println!("{}", n); }
似たトレイトとしてstr::FromStr
があり、一般的にはstr::parse
を通して使われています。
これには関連型としてErr
が定義されており、例えばIPアドレスの文字列をnet::IpAddr
に変換することが出来ました。
use std::net::IpAddr; fn main() { println!("{:?}", "8.8.8.8".parse::<IpAddr>()); // Ok(V4(8.8.8.8)) println!("{:?}", "invalid-address".parse::<IpAddr>()); // Err(AddrParseError(())) }
ただし、str::FromStr
ではその名の通り文字列からしか変換出来ず、任意の型では変換が出来ませんでした。
これを実現するためのトレイトがconvert::TryFrom
です。
use std::convert::{TryFrom, TryInto}; fn main() { // u32からu8への変換では桁あふれが発生する可能性がある println!("{:?}", u8::try_from(255u32)); // Ok(255) println!("{:?}", u8::try_from(256u32)); // Err(TryFromIntError(())) let _value: u8 = 0u32.try_into().unwrap(); // TryIntoによる変換 }
また、今までconvert::From
を実装していた型もtry_into()
で変換が出来るようになりました。
ここで、try_into()
はResult<T, convert::Infallible>
という型を返します。
このconvert::Infallible
はnever型(!
型、あり得ない型)が安定化されるまでの繋ぎで、
never型が安定化された際にはconvert::Infallible
は!
のエイリアスとなります。
use std::convert::{Infallible, TryInto}; fn main() { // u8からu32への変換は常に成功するが、1.34では`Result`のままでしか受け取れない let _: Result<u32, Infallible> = 0u8.try_into(); // 将来的には下記のように`Ok`で受け取れるようになる // let Ok(_): Result<u32, !> = 0u8.try_into(); }
ちなみにこのconvert::Infallible
、error::Error
を実装していないせいで地味に使いづらく、
関数の戻り値をfailure::Fallible<T>
にしたときにtry_into()?
のようにして値を返せません。
となると、しばらくは「convert::From
を実装している型にはinto()
を使い、
convert::TryFrom
を実装している型にはtry_into()
を使う」という
使い分けが必要になりそうです。
iter::from_fn
/iter::successors
が追加
iter::from_fn
ではFnMut() -> Option<T>
なクロージャを使ってIterator<T>
を生成出来ます。
これによって、イテレータは下記のように実装出来るようになります
(ただし、このイテレータを別の構造体に保持したい場合などもあるため、
再利用性の観点からこのような使い方は出来るだけ避けるべきです)。
struct List<T>(Vec<T>); impl<T> List<T> { pub fn into_iter(self) -> impl Iterator<Item = T> { let mut iter = self.0.into_iter(); std::iter::from_fn(move || iter.next()) } } fn main() { let list = List(vec![0, 1, 2]); println!("{:?}", list.into_iter().collect::<Vec<u32>>()); }
iter::successors
はIterator::fold
の反対のようなもので、与えられた引数から順番に値を生成します。
fn main() { let iter = std::iter::successors(Some(0u8), |n| n.checked_add(100)); println!("{:?}", iter.collect::<Vec<u8>>()); }
usize
/isize
以外の整数型にもアトミック型が追加
atomic::AtomicI8
やatomic::AtomicU64
など、ほとんどの整数型(u128
/i128
以外の整数型)にアトミック型が追加されました。
ただし32ビットマシンではatomic::AtomicU64
が使えないなどの制約があります。
これにより、整数型でatomic
クレートを使う必要が無くなりました。
符号付き整数型にもNonZero
が追加
これまでは符号無し整数型のみにNonZero
が用意されていましたが、これによって全ての整数型でNonZero
型が使えるようになりました。
cargoで代替レジストリが使えるようになった
オプティムのようにRustを本格的に使っている企業では外に出せないクレートがあると思いますが、 現状その様なクレートはgitで参照するしかありません。 しかし、gitによるパッケージ指定ではセマンティックバージョンによる管理が出来ないなどの不都合が出てきます。
今回代替レジストリ(Alternative Registries)がサポートされたことで 社内版crates.ioのようなものが使えるようになり、パッケージ管理がやりやすくなります。
ただし、今のところレジストリ用サーバー実装が存在しないため、まだ使うことは出来なさそうです *1。
変更点リスト
言語
#[deprecated(note = "reason")]
の省略形として#[deprecated = "reason"]
を使えるようになった。 なお、これは以前にも(ミスによって)書けてはいたものの、実際には効果は無かった- 手続きマクロでの
#[attr()]
,#[attr[]]
,#[attr{}]
をトークンストリームとして使えるようになった extern crate self as foo;
が書けるようになった。 これによってpreludeモジュールなどで外部にクレートを公開出来るようになった
コンパイラ
riscv64imac-unknown-none-elf
とriscv64gc-unknown-none-elf
が使えるようになった- リンカプラグインのLTO最適化が
-C linker-plugin-lto
によって可能になった。 これによってrustcがRustのコードをLLVMビットコードにコンパイル出来るようになり、 C/C++のFFI境界を超えてもLTO最適化が効くようになった powerpc64-unknown-freebsd
が使えるようになった
ライブラリ
HashMap<K, V, S>
とHashSet<T, S>
の定番メソッドにおいて、トレイト境界が削除された。 主にはイテレータを作るためにHash
トレイトが必要無くなるBinaryHeap<T>
の定番メソッドにおいて、Ord
トレイト境界が削除された。 主にはイテレータを作るためにOrd
トレイトが必要無くなる- 全ての数値型において
overflowing_neg
とwrapping_neg
がconst
関数化した SliceIndex<str>
を実装する型全てでstr
をスライス出来るようになったstr::trim
やstr::trim_matches
、str::trim_{start, end}
、及びstr::trim_{start, end}_matches
が#[must_use]
関数になった。これら関数の戻り値を使っていない場合は警告が出るようになる- 全ての数値型において
checked_pow
とsaturating_pow
、wrapping_pow
、及びoverflowing_pow
が使えるようになった。 これらはwrapping_add
のpow
版として使える
安定化されたAPI
std & core
Any::type_id
Any
型の変数からany::TypeId
を取得出来る。
Error::type_id
Error::type_id
Error
型の変数からany::TypeId
を取得出来る。
手動でこのメソッドを実装することによって脆弱性を引き起こす可能性があったため、Rust 1.34.2で削除された。
atomic::Atomic{I8,I16,I32,I64}
atomic::AtomicIsize
のi8
/i16
/i32
/i64
版。
各整数型でアトミック演算が行えるターゲットでのみ使用出来る。
atomic::Atomic{U8,U16,U32,U64}
atomic::AtomicUsize
のu8
/u16
/u32
/u64
版。
各整数型でアトミック演算が行えるターゲットでのみ使用出来る。
convert::Infallible
convert::From
を実装する型においてconvert::TryFrom
を使った際のError
の型。
never型(!
型、あり得ない型)が安定化された際に!
のエイリアスとなる。
convert::TryFrom
失敗するかもしれない変換のためのトレイト。
convert::TryInto
失敗するかもしれない変換のためのトレイト。実装するトレイトとしてはTryFrom
を使うべきである。
iter::from_fn
関数からiter::Iterator
を生成する。
iter::successors
初期値か前回返した値を元に、関数によってiter::Iterator
を生成する。
num::NonZero{I8,I16,I32,I64,I128,Isize}
num::NonZeroI8
のドキュメントnum::NonZeroI16
のドキュメントnum::NonZeroI32
のドキュメントnum::NonZeroI64
のドキュメントnum::NonZeroI128
のドキュメントnum::NonZeroIsize
のドキュメント
num::NonZero
系の
U8/U16/U32/
U64/U128/Usizeの符号付き版。
slice::sort_by_cached_key
slice::sort_by_key
と同じだが、キーをキャッシュすることにより、
コストの高いキー関数を使う場合において高速化が期待出来る。
また、キーはキャッシュされるため、キー関数は要素ごとに一度しか呼ばれない。
プロパティにアクセスするだけなどの単純なキー関数ではslice::sort_by_key
の方が基本的には高速である。
str::escape_debug
char::escape_debug
を使って各文字をエスケープする。
つまり、Debug
トレイトによって特殊文字をエスケープする。
str::escape_default
char::escape_default
を使って各文字をエスケープする。
つまり、C++11を始めとした言語のようなエスケープ(\t
や\"
など)を使用する。
str::escape_unicode
char::escape_unicode
を使って各文字をエスケープする。
つまり、\u{0000}
のようなスタイルでエスケープする。
str::split_ascii_whitespace
ASCIIのホワイトスペースによって文字列を分割する。
Unicodeに定義されている「ホワイトスペース文字」で分割する場合はstr::split_whitespace
を使う。
std
Instant::checked_{add,sub}
Instant
への足し算・引き算を、オーバーフローを考慮して行う。
SystemTime::checked_{add,sub}
SystemTime
への足し算・引き算を、オーバーフローを考慮して行う。
Cargo
その他
互換性メモ
Command::before_exec
はunsafe
関数であるべきであったので、unsafe
なCommand::pre_exec
を追加してこれを非推奨としたATOMIC_{BOOL, ISIZE, USIZE}_INIT
が非推奨になった。static
変数にはconst
関数が使えるので通常通りコンストラクタを使えば良い
関連リンク
さいごに
ようやくTryFrom
が入ってきてパース系の関数が書きやすくなりました。
std::future::Future
が1.35に入る噂もあるということで早くも1.35が待ちきれないですが、
取りあえず私は今までスタブで入っていたTryFrom
を消し去る作業に入ります。
オプティムではレガシーを消し去ることが好きなエンジニアを募集しています。
ライセンス表記
- この記事はApache 2/MITのデュアルライセンスで公開されている公式リリースノートを翻訳・追記をしています
- 冒頭の画像中にはRust公式サイトで配布されているロゴを使用しており、 このロゴはMozillaによってCC-BYの下で配布されています
- 冒頭の画像はいらすとやさんの画像を使っています。いつもありがとうございます
MIT License
Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy of this software and associated documentation files (the "Software"), to deal in the Software without restriction, including without limitation the rights to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is furnished to do so, subject to the following conditions: The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software. THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM, OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN THE SOFTWARE.
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For the purposes of this License, Derivative Works shall not include works that remain separable from, or merely link (or bind by name) to the interfaces of, the Work and Derivative Works thereof. "Contribution" shall mean any work of authorship, including the original version of the Work and any modifications or additions to that Work or Derivative Works thereof, that is intentionally submitted to Licensor for inclusion in the Work by the copyright owner or by an individual or Legal Entity authorized to submit on behalf of the copyright owner. For the purposes of this definition, "submitted" means any form of electronic, verbal, or written communication sent to the Licensor or its representatives, including but not limited to communication on electronic mailing lists, source code control systems, and issue tracking systems that are managed by, or on behalf of, the Licensor for the purpose of discussing and improving the Work, but excluding communication that is conspicuously marked or otherwise designated in writing by the copyright owner as "Not a Contribution." "Contributor" shall mean Licensor and any individual or Legal Entity on behalf of whom a Contribution has been received by Licensor and subsequently incorporated within the Work. 2. Grant of Copyright License. Subject to the terms and conditions of this License, each Contributor hereby grants to You a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare Derivative Works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute the Work and such Derivative Works in Source or Object form. 3. Grant of Patent License. Subject to the terms and conditions of this License, each Contributor hereby grants to You a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable (except as stated in this section) patent license to make, have made, use, offer to sell, sell, import, and otherwise transfer the Work, where such license applies only to those patent claims licensable by such Contributor that are necessarily infringed by their Contribution(s) alone or by combination of their Contribution(s) with the Work to which such Contribution(s) was submitted. If You institute patent litigation against any entity (including a cross-claim or counterclaim in a lawsuit) alleging that the Work or a Contribution incorporated within the Work constitutes direct or contributory patent infringement, then any patent licenses granted to You under this License for that Work shall terminate as of the date such litigation is filed. 4. Redistribution. You may reproduce and distribute copies of the Work or Derivative Works thereof in any medium, with or without modifications, and in Source or Object form, provided that You meet the following conditions: (a) You must give any other recipients of the Work or Derivative Works a copy of this License; and (b) You must cause any modified files to carry prominent notices stating that You changed the files; and (c) You must retain, in the Source form of any Derivative Works that You distribute, all copyright, patent, trademark, and attribution notices from the Source form of the Work, excluding those notices that do not pertain to any part of the Derivative Works; and (d) If the Work includes a "NOTICE" text file as part of its distribution, then any Derivative Works that You distribute must include a readable copy of the attribution notices contained within such NOTICE file, excluding those notices that do not pertain to any part of the Derivative Works, in at least one of the following places: within a NOTICE text file distributed as part of the Derivative Works; within the Source form or documentation, if provided along with the Derivative Works; or, within a display generated by the Derivative Works, if and wherever such third-party notices normally appear. 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